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Koenig&Bauer、枚葉オフセット印刷機の新モデル「Rapida106X」を発衚 䞡面印刷でも毎時2䞇枚の高速性

曎新日2021幎9月6日

KoenigBauer瀟は6月1625日たで、drupa2020で披露予定だったものも含めた党分野の補品を玹介するオンラむンラむブデモンストレヌションを開催した。


ここでは、▜drupa2021出展の展望、▜段ボヌル甚、新聞甚、商業印刷甚のデゞタル印刷機RotaJETおよびフレキ゜印刷機、▜マヌキング、コヌディング、金属、猶、ガラス、玙幣の各印刷゜リュヌション、▜Durst瀟ずのゞョむントベンチャヌによる菊党刀枚葉デゞタル印刷機VariVET106、▜枚葉オフセット印刷機のデゞタルサヌビスプログラムKoenigBauer40などに぀いお、連日にわたっお玹介した。



8色コヌタヌ付のRapida106X

 

その䞭の最倧の目玉ずしお、枚葉オフセット印刷機の新モデル「Rapida106X」が発衚された。


倖芳もサむドパネルがガラス調のデザむンぞず䞀新されたこの新モデルには、パッケヌゞ甚途の厚玙片面印刷および薄玙の䞡面印刷でも毎時2䞇枚を実珟するさらなる高生産性に加え、高床な自埋・自動運転のための数倚の機胜が搭茉されおいる。

たた、CTPから出力された刷版を人がたったく觊れるこずなく印刷機ぞず盎接セットされる無人化コンセプトたで、枚葉オフセット印刷工堎の未来をここに瀺した。

「Rapida106X」は高性胜な菊党刀枚葉オフセット印刷機の新モデル。


自動化、デゞタル化、ワヌクフロヌ゜リュヌションずいったあらゆる面での芁求を満たし、将来の枚葉オフセット印刷機のあるべき姿を定矩するものずいう䜍眮付けで開発された。倖芳は埓来の癜ず青を基調ずした「Rapida」シリヌズから䞀新し、ガラス調のサむドパネルで近未来感を挔出。新しくなったのはもちろん倖芳だけではなく、新しいタッチスクリヌン操䜜コンセプト、独特な機械デザむンや機胜を備えおいる。「Rapida106X」シリヌズは、ナヌザヌの収益性ずパフォヌマンスをさらに向䞊させるこずを目指し、▜準備時間の短瞮、▜高速印刷・高効率凊理、▜信頌できる自動品質制埡、▜メンテナンス䜜業削枛による生産時間の増倧、▜デゞタル化ずAIの掻甚による収益性向䞊ずいう5぀のコンセプトをもっお開発されおいる。

【準備時間の短瞮】


準備時間による無駄を1秒でも削枛するために、「Rapida106X」には倚くの先進的か぀正確に調敎された機胜が組み蟌たれおいる。たず、装填する刷版の版曲げを䞍芁にした。1分未満で党胎の刷版を同時亀換するほか、その間に各皮掗浄などの䞊行凊理が行われる。印刷機はMISから送られおきた耇数のゞョブ情報を受けお、印刷機が自埋的に自動でゞョブ替えを行い、むンラむンカメラによる色・芋圓・欠陥怜査を行っお、そのたた良品カりンタヌをONにしお本刷りを行い、蚭定印刷枚数に達するず印刷を停止。そしおすぐさた自動的に次のゞョブぞのセット替えおよび色・芋圓などの調敎を最短の時間で自動的に行っおからふたたび自動的に本刷りぞず入っおいく。この自動印刷䜜業をオペレヌタヌの操䜜を芁さず、受け取った䞀連のゞョブ情報のすべおの分が終わるたで連続しお繰り返しおいく、完党自動印刷システムずなっおいる。





PlateTronicプレヌトロゞスティクスシステムはCTPから刷版の䞭間保管、印刷機ぞの装填、旧版の取り出したで自動で実行する

 

たったく新しい次䞖代工堎像ずしお、CTPから出力された刷版を人の手をたったく介さずに印刷ナニットに装填する、高レベルの自動化システム「PlateTronicプレヌトロゞスティクスシステム」が玹介された。「PlateTronicプレヌトロゞスティクスシステム」は、CTPで刷版を出力しおから印刷機の指定されたナニットのプレヌトチェンゞャヌたでの配送、さらには旧版の取り倖したでのプロセスを、人手を芁さずに完了するシステム。刷版の各印刷ナニットぞはコンベアなどによっお自動配送・管理され、刷版が印刷機に到達する順番は必芁に応じお倉曎するこずもできる。このシステムは小ロットで頻繁なゞョブ替えを芁する商業印刷䌚瀟でずくに有効で、たずえば本刷り数が玄350枚のゞョブでは、毎時2䞇回転だず玄1分で刷了するが、その間に8色機ならば8胎分のプレヌトチェンゞャヌから旧版を取り倖しお同じ数の新版を準備するこずは難しい。しかしこのシステムがあれば、倚色機で極小ロットのゞョブをワンマンオペレヌションで繰り返すこずも珟実的に可胜ずなる。そのほかにも、パッケヌゞ印刷の生産性を萜ずす倧きな芁因ずなるむンキ替えずそれにずもなう掗浄䜜業時間に぀いお、UV印刷の本刷り䞭に空き胎を掗浄できる機構、さらには4系統の掗浄液を自動䟛絊できる仕組みも新たに備えおいる。

【高速印刷・高効率凊理】


「Rapida106X」は䞖界で初めお、䞡面印刷時に毎時2䞇枚の印刷スピヌドを達成し、䞡面印刷機の生産性を異次元の新しいレベルぞず扉を開いた。たた、印刷機に送った耇数ゞョブのデヌタに぀いお、印刷機が自埋的にもっずも生産性が䞊がるゞョブ順に䞊べ替える「ゞョブオプティマむザヌ」を発衚した。

これは、その印刷機の機械構成や搭茉された諞々の機胜を螏たえ、各ゞョブの甚玙皮類や甚玙サむズ、甚玙厚、コヌティングの皮類、耇雑な仕様の品質レベルであるかどうかずいった点、さらには印刷ゞョブ䞭に䞊行しお次ゞョブの準備ができるかどうか、印刷面のレむアりト内容、ゞョブ内容による掗浄時間の長短ずいった芁玠たでも含めお総合的に勘案し、AIがもっずも最適な印刷順に䞊び替える。これにより党䜓の総準備時間を3050短瞮させるこずも可胜ずなり、印刷機の1日あたりの生産量を増やすこずができる。


7色+Wコヌタヌにむンラむンフォむルナニットを搭茉したパッケヌゞ印刷向けのRapida106X



そしお印刷機のOEE総合蚭備効率に関する情報は「LogoTronic Cockpit」によっお提䟛され、すべおの生産デヌタがゞャストむンタむム分析されおその結果がわかりやすく構造化された図で衚瀺される。珟圚の生産パフォヌマンスず準備時間を䞀目で参照できるず同時に原䟡蚈算や蚈画倀ずの比范もできるので、利益をリアルタむムで把握するこずができる。UV印刷においおむンキツボ䞊でむンキが硬化・固着しおしたい、スラむダヌがきちんず動䜜しないケヌスが散芋される。印刷物のむンキ膜厚はΌ㍍単䜍で制埡する粟密さが求められるので、カラヌマネゞメントをする䞊でもむンラむン自動濃床調敎をする䞊でも、このような事態が起きるず倧きな問題ずなっおしたう。たた、むンキツボにフィルムを䜿甚する方匏だず䜿甚期間によっおフィルムの厚みやロヌラヌのニップが倉わるこずもあり、さらにはむンキを盛るこずができない、消耗品が定期的に必芁ずなるずいうデメリットがある。  そこで「Rapida106X」では、むンキツボの䞋郚から゚アヌを吹き出す機構を採甚するこずでUVむンキの硬化・固着を防いでいる。

これによりむンキツボでのむンキ流動性を保ち続けられるので、むンラむン自動濃床調敎でも正確で安定した色再珟ができるずずもに、むンキツボ郚の頻繁なメンテナンスも䞍芁ずしおいる。

【信頌できる自動品質制埡】

コヌティングプレヌトの亀換も自動化され、道具䞍芁で2分以内に完了する



1台のむンラむンカメラシステム䞡面印刷機では2台のカメラを搭茉で、▜むンラむンカラヌ制埡、▜品質欠陥怜査、▜入皿甚PDFデヌタず印刷物ずの比范ずいう3぀の自動品質制埡機胜を有しおいる。「QualiTronicカラヌコントロヌル」は印刷䞭の党印刷物のカラヌバヌのむンキ濃床をむンラむンで枬定し、10枚ごずにむンキキヌを自動補正するもの。「Rapida106X」の迅速なむンキングナニットの反応ず盞たっお、たずえば自瀟基準印刷だず刷り出し時の損玙数を2550枚に抑えるこずができる。


「QualiTronicプリントチェック」は、むンラむンカラヌコントロヌルに品質欠陥管理機胜をアップグレヌドしたもの。本刷りが開始されるず蚭定された枚数の印刷物をスキャンし、比范の基準ずなるデヌタを生成し、すべおの印刷物をこの基準デヌタず比范する。印刷物に基準デヌタず異なる郚分を怜出するずモニタヌに衚瀺されるずずもに、デリバリヌに排出されたその印刷物にタグを付けるこずもできる。これらのプロセスはすべお事前にオペレヌタヌが準備する必芁はなく、完党に印刷機が自埋的に実行する。

「QualiTronic PDFチェック」は、印刷されおいる印刷物をむンラむンカメラで撮ったものを入皿甚PDFデヌタず比范する怜査装眮。PDFずの比范は100dpiのスキャン解像床で、印刷䞭のすべおの印刷物に察しお実行される。システムが印刷物ずPDFの違いを怜出するずオペレヌタヌに譊告衚瀺する。さらに、「QualiTronic PDF HighRes」では、印刷物の品質怜査をさらに高い粟床で実行する。印刷された各印刷物は290dpiの解像床でチェックされ、わずかな欠陥でも玄90Ό㍍の粟床で怜出する。


ErgoTronicAppによりモバむル機噚で印刷機を操䜜できる



「Rapida LiveApps」の圢匏で2぀のスマヌトツヌルを提䟛しおいる。「ErgoTronicApp」を䜿甚するず、印刷工皋党䜓をモバむルデバむスで芖芚化できる。オペレヌタヌや関係者は、珟圚および次以降のゞョブのすべおのゞョブデヌタ、生産時間、通知、サポヌトを含むメンテナンス指瀺を芋るこずができるので、的確に䜜業を実行できる。これによりモバむル機噚が印刷機コン゜ヌルずなり、そこからあらゆる操䜜をするこずができるようにもなる。「ProductionApp」は、店舗の圚庫の管理、消耗品のバッチの远跡などができるもの。

このアプリを䜿うずゞョブが完了した埌でも、どの印刷ゞョブがどの材料、むンキ、消耗品で生産されたのかに぀いお正確な情報を把握するこずができる。


【メンテナンス䜜業削枛による生産時間の増倧】


皌働する各印刷から送られおくるデゞタルデヌタに基づいたサヌビスや皌働実瞟を把握するこずが、KoenigBauerの枚葉オフセット印刷機の最適化されたメンテナンスプロセスの基盀ずなる。印刷機の皌働実瞟ファむルのデヌタに基づいお、ナヌザヌに即したサヌビスが展開されおいる。「PressCall」は、リモヌトメンテナンスサヌビスずの通信を改善し、蚀語の障壁を取り陀いお通信を最適化しおいる。たた、「Visual PressSupport」ではオペレヌタヌのスマヌトフォンを䜿甚しお印刷機を盎接KoenigBauerのサヌビススタッフが目芖できるので、リモヌトメンテナンスによっお提䟛できるサヌビスの範囲を拡倧しおいる。写真、ビデオ、オヌディオ、およびコメント機胜によりトラブル発生状況がより明確になるほか、指瀺やサポヌトもしやすくなる。

毎月のパフォヌマンスレポヌトでは、印刷機の実皌働デヌタず䞻芁なパフォヌマンスの指暙がわかりやすいグラフィック圢匏で衚瀺される。パフォヌマンスデヌタは、同様の方法で䜿甚されおいる䞖界䞭のほかの印刷機のデヌタず比范もできる。たた機械構造的にもメンテナンス時間削枛が考えられおおり、シヌルドベアリング化をするこずで絊油箇所を枛らすこずでメンテナンス䜜業時間の短瞮化を図っおいる。たずえば菊党刀コヌタヌ付6色機の堎合では、絊油箇所が200ヶ所枛少されおいる。

【デゞタル化ずAIの掻甚による収益性向䞊】


印刷機のセンサヌから埗られるデゞタルデヌタを利甚しおAI分析するこずで「Rapida106X」の生産性を極限たで高める開発がされ続けおいる。印刷機からのセンサヌデヌタは、実際の印刷機のダりンタむムが発生する前に障害を特定する手段ずしお、たすたす重芁になっおいる。ここにAIを組み蟌んだ方法を䜿甚するず、センサヌの応答を分析しお正垞な動䜜ず異垞な動䜜を区別できる。異垞が怜出されるずすぐ、自動的にサヌビスチケットが生成され、担圓のサヌビス゚ンゞニアは䞀連の察策を講じお、必芁に応じおナヌザヌに連絡しおメンテナンスに぀いお話し合い、蚈画倖の機械停止を回避する。LogoToronicには、新しく倚目的な運甚および印刷デヌタベヌスのレポヌトツヌル「Performance Analytics Plusオプションが远加された。これを䜿甚するず、印刷機のパフォヌマンスを最倧化するためにさたざたな芖点からプロセスを分析できる。ゞョブ履歎、生産時間の蚘録など、個々の芁件に合ったダッシュボヌドで確認するこずができる。ナヌザヌ自身の長期的な戊略を監芖できるようにする耇雑なトレンド分析に぀いおも、数回クリックするだけで生成できる。

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