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Koenig & Bauer が 2022 年の決算(暫定値)を発表 収益性が大幅に向上し、事前の予測値を大幅に上回る

  • グループの利子および税引前利益(EBIT)は約2,200万ユーロ

  • EBITマージンは約2%

  • P24x効率化プログラムの好影響や、サプライチェーンの制約および生産能力の課題に対する効率的な対応が功を奏し、下半期の業績が力強いものに

  • グループ収益は11億8,600万ユーロ。11億6,000万ユーロから11億9,000万ユーロという事前の予測値のほぼ上限にまで達する

  • 2023年の予測:約3%のEBITマージンで収益は13億ユーロ

  • 2022年の受注額は13億ユーロ、受注残高は9億5,000万ユーロへと大幅に増加



2023年2月23日 ヴュルツブルク  Koenig & Bauerグループは、まだ監査されていない暫定的な数値ではありますが、2022年のグループの利子および税引前利益(EBIT)を発表しました。 その結果、事前の独自予測や市場の期待を上回る業績を収めることができました。


 サプライチェーンの制約と、それにともなう材料費およびエネルギー費の増加という困難な環境であったにも関わらず、事前に独自予測した1,500万~2,000万ユーロという数値を上回る、2,200 万ユーロのEBITを記録しました。さらに、P24x効率化プログラムの実施が進んだこともこの好結果の後押しとなりました。グループの収益については11億8,600万ユーロにのぼり、11億6,000万~11億9,000万ユーロという事前の独自予測のほぼ上限に達しました。その結果、営業EBITマージンは2%になりました。なお前年は、収益が11億1,580万ユーロで、EBITについては、P24x効率化プログラムにより約2,300万ユーロの上振れを受けていたので2,850万ユーロでした。


 CEOを務めるアンドレアス・ペスケ博士は次のように述べています。「とくに第3四半期から、市場環境の変化に対応して、適切な戦略の調整をとても迅速に行うことができました。 さらに、すでに成功しているP24x効率化プログラムを強化しました」


 一部の原材料およびエネルギー価格の大幅な上昇は、2022年の原材料コストの上昇にもつながりました。これは、部分的にしか転嫁できず、製品価格改定による回収が遅れました。

 とくに2022年の第4四半期は、前年同期から大幅な増加を達成し、収益は3億8,000万ユーロ(前年度:3億2,840万ユーロ)、EBITは2,500万ユーロ(前年度:1,180万ユーロ)になりました。


事業部門別の概況:デジタル&輪転印刷機部門で収益が大幅に改善

 デジタル&輪転印刷機部門では2022年、マイナス分が大幅に削減され、1億4,000万ユーロの収益(前年:1億2,140万ユーロ)に対して⁻1,900万ユーロのEBITを計上しました。2021年と比較すると、EBITは-3,850万ユーロで、この数字にはP24x効率化プログラムによる約600万ユーロのマイナスな影響が反映されています。2022年は、産業用デジタル印刷、用途の広い段ボール分野および軟包装といった有望な成長市場における事業展開が順調に進み、デジタル&輪転印刷機部門は大幅な収益改善を果たしました。


 枚葉オフセット印刷機部門の収益は、前年の6億4,240万ユーロから6億7,200万ユーロへと向上し、この事業部門のEBITは1,900万ユーロ(前年:2,400万ユーロ)に達しました。前年のEBITは、P24x効率化プログラムの影響によって約900万ユーロ押し上げられた数値となるので、実質的には上向いています。


 特殊印刷事業部門は、2022年に4億1,700万ユーロの収益を上げ(前年度:3億9,020万ユーロ)、EBITは2,300万ユーロ(前年度:3,490万ユーロ)に達しました。前年、この事業部門の前年のEBITも、P24x効率化プログラムの影響によって約1,800万ユーロ押し上げられています。


 CFOを務めるStephen M. Kimmich博士は次のように説明しています。「とくに2022年の下半期における成功は、私たちの戦略的アプローチが正しかったことを裏付けています。私たちは2023年以降に向けて適切かつ効率的な位置付けにいると考えており、中期目標の達成に向けて大きな一歩を踏み出しています」


 2022年の受注額は13億ユーロ(前年度:12億9000万ユーロ)に達し、期待に応えたものとなりました。第4四半期のBBレシオが0.8になったのは、事前の独自予測に沿ったものです。受注残高は2022年末時点で約9億5,000万ユーロとなっており、これは前年比で約8億700万ユーロの増加となります。


2023年の予測:収益が大幅に増加し、EBITマージンは約3%に

 現在の2023年について、Koenig & Bauerの取締役会は、EBITマージンは約3%、収益は約13億ユーロとなることを予測しています。Koenig & Bauerでは、2023年3月29日に監査済み財務諸表と2022年の年次報告書を発行し、また2020年に策定した中期目標についてインフレ効果を考慮した調整をします。同日、Koenig & Bauerはアナリストと投資家向けのオンライン会議(英語)を開催します。そのオンライン会議はその後、ウェブサイトで閲覧できるようになります。




本件に関するお問い合わせ先

Koenig & Bauer JP株式会社

TEL 03-5623-3004 FAX 03-5623-3006  E-Mail info@kba-japan.com


Koenig & Bauerについて

 Koenig & Bauerはヴュルツブルク(ドイツ)に拠点を置く、世界的な印刷機メーカーです。主にパッケージングの分野で、印刷機および後加工機、ソフトウェアソリューションを製造しています。 Koenig & Bauerが提供するシステムは、紙幣、ボール紙、段ボール、フィルム、金属およびガラスのパッケージ、書籍、ディスプレイ、ラベル、装飾、雑誌、広告、新聞など、ほぼすべての素材に印刷することができます。 Koenig & Bauerは、200年以上の歴史を持つ世界最古の印刷機メーカーであり、今日ではほとんどすべての印刷方式に対応しています。 グループ全体で約5,400人の従業員を擁し、ヨーロッパの10ヶ所で生産を行い、世界規模の販売およびサービスネットワークを構築しています。 2021年には11億1600万ユーロの売上高を記録しています。

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