Koenig & Bauerは、社会情勢に起因するさまざまな外部の不確実性があるにも関わらず、2022年上半期に好業績をあげました

  • 上半期の新規受注は約13%増の6億9,290万ユーロ

  • 成長市場である段ボール分野の強化に向け、大手メーカーと戦略的合併

  • 取締役会メンバーのクリストフ・ミューラーおよびラルフ・サメックと早期の契約更新

  • エネルギーの安定調達をするため、パイプラインガスへの依存から自前主義へ転換

  • 収益は前年とほぼ同じレベルとなる4億9,180万ユーロ、四半期ごとに連続して改善

  • パンデミック、サプライチェーンのボトルネックおよび関連する原材料とエネルギーのコストの増加が、依然として業績に大きく影響

  • 諸問題へ対応するために非効率な手法も併用したことから生産コストが増加するも、営業利益は改善

  • P24x効率化プログラムの下、上半期で約2,200万ユーロの節減を達成

  • 2022年の通期予測と中期目標を再確認


2022年7月29日 ヴュルツブルク  2022 年上半期はKoenig & Bauer グループにとって、さまざまな外部要因による困難に見舞われた期間となりましたが、その期間の業績を振り返ってみます。現在の事業環境は、ヨーロッパの最近の歴史の中でもっとも困難な状況の 1 つであると言えます。印刷機械メーカーのみならずほとんどすべての製造業では、高い顧客需要がある一方で、他方では主に原材料などの供給面で多くの逆風要因が起こっており、それらの間で板挟みになっています。「現在の社会情勢に起因する、あらゆる面での不確実性・一時的な悪影響があったにも関わらず、我々は複数の部門で好業績をあげています。そして、パッケージ市場の成長に沿って、我々のビジネスモデルは戦略的に調整し続けています」とKoenig & Bauer グループのCEOを務めるアンドレアス・ペスケ博士は述べています。また続けて「主に食品、飲料、医薬品、化粧品分野といった、当社にとってのエンドマーケットは健全に推移しています」と語りました。



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枚葉オフセット印刷機部門およびデジタル&輪転印刷機部門の成長により受注が増加  Koenig & Bauerグループの2022年上半期の受注は、すでに好調となっていた前年の同期間より、さらに約13%増加しました。この好業績は、とくに枚葉オフセット印刷機部門での約22%の増加、デジタル&輪転印刷機部門での約46%の増加によって支えられています。6億9,290万ユーロという受注は、最初の5ヶ月間分だけでも印刷機械業界の平均を上回る程の数値となります。また、約10億ユーロという受注残高(6月30日時点)は、Koenig & Bauerの最近の歴史の中で最高のものの1つです。このような顧客の投資傾向は、Koenig & Bauerの方向性の正しさを示しており、成長するパッケージ市場に製品とソリューションの焦点を当てるという戦略が実を結んでいることを表しています。  Koenig & Bauerでは一貫してこの方向性を進めており、現在、段ボール業界向けのライン型フレキソ印刷機とロータリーダイカッターの大手メーカーである Celmacch Group Srl と提携しました。Koenig & Bauer はすでに、CorruCUT と CorruFLEX の提供を通して、パッケージ市場の中でももっとも大きな割合を占める段ボール市場で強い影響力を発揮しています。今後、CelmacchはKoenig&Bauer Celmacchという名称の下、「Chroma」というブランド名で、この市場分野に対してあらゆるレンジのパフォーマンスクラスと価格帯の製品を提供していきます。デジタル&輪転印刷機部門の担当取締役であるクリストフ・ミューラーは、次のようにコメントしています。「この合併により、これからも成長していく段ボール市場へより積極的に関わっていくという我々の志向を補完することに成功しました」


取締役会での継続性を確保するために契約を早期更新  これに関連して、クリストフ・ミューラーとの契約を予定より早く更新しました。これは、彼を取締役として2006年に最初に任命した後、2026年6 月30日まで取締役会で活躍し続けてもらうことを意味します。彼は、段ボールとデジタル印刷の新しい開発、およびHP社などとの戦略的パートナーシップを担当しています。この更新により、Koenig & Bauerのグローバルな販売およびサービスネットワーク内でのCelmacchのスムーズな統合が果たされることになります。また、ラルフ・サメックは2007年から取締役会のメンバーを務めています。彼は、Koenig & Bauerグループのデジタルトランスフォーメーションの責任者であり、彼の経験によってKoenig & Bauerの枚葉オフセット印刷機部門が、成長を続けるパッケージ市場での成功した地位と存在感を高め続けるとともに、drupa2024以降もデジタル化が前進していくことを確実にします。彼の契約は2025年6月30日まで、さらに1年更新されました。


エネルギーの自前調達を達成するために、パイプラインガスから独立する体制を強化  継続性と独立性――我々が持つこの2つの特徴が、地政学的な不確実性、差し迫ったロシアからのガス供給の凍結、グローバルなサプライチェーンの混乱という数々の要因から発生した難局をクリアしています。Koenig & Bauerではここ数ヶ月間、差し迫っているガス不足に先立って、ロシアからパイプラインで供給されるガスへの依存を減らすことに取り組んできました。 これにより、これまで生産に要していたガスについて、2022年7月末から完全に代替できることになりました。また、暖房エネルギー用の燃料の供給は、9月初旬までに主要生産拠点で変更されます。さらに、ガス供給が限られる量となる結果として、電力網でも予期しない変動がある可能性も排除することができません。Koenig & Bauerではそのようなシナリオにも備えており、ロシアからのガス供給が凍結する可能性がある場合でも、ヨーロッパのすべてのプラントでの自社生産が確保できると見通しています。


グローバルサプライチェーンの混乱による非効率な生産コストの増加にも関わらず、営業利益は改善  今年前半の6ヶ月間でのグループの収益は4億9,180万ユーロでした。これは前年とほぼ変わらず、また最初の5ヶ月で約13%減という業界平均と比較すると、それを大きく上回るものとなります。個々の四半期に関しては、第2四半期の収益は、前年同期および2022年の第1四半期を上回る結果となりました。利益に関しては、原材料およびエネルギーのコストの上昇分は、製品価格を改定することによってほぼ相殺できました。しかし、サプライチェーンの世界的な混乱により、第2四半期には非効率な生産コストの割合が拡大しました。これは、システムや印刷機の生産などにおいて旧来型の方法での作業を併用することが必要となっているせいで、工場や設置納入する現場での生産性にも負担がかかっています。P24x効率化プログラムの下で導入された集中購買システムは、混乱したグローバルサプライチェーンを考えると成果をあげています。一般的に言えば、上半期のP24xプログラムは順調に進み、約2,200万ユーロの節約につながりました。グループの利子および税引前利益 (EBIT) は-1,380 万ユーロで、依然としてマイナスの領域にあります。前年のEBITが640万ユーロとなったのはP24xの人員効率対策の実施によって2,130万ユーロ増加したという背景があったので、運用条件では-1,490 万ユーロでした。したがって、実質的な営業EBITは110万ユーロ改善し、営業EBITマージンは前年度の-3.0%から-2.8%になりました。法人税控除後、グループは2022年6 月30日の時点で-1,580万ユーロの純損失を計上しました (前年は110 万ユーロの純利益)。これは、1株あたりの利益が-0.98ユーロ (前年は0.05ユーロ) になることを意味します。グループの自己資本比率が29.1%(2021年末は28.7%)であることを考えると、Koenig & Bauerは、この自己資本基盤と2億5,000万ユーロを超える自由に利用できる現金および現金同等物のおかげで、財務的に良好な状態にあります。


2022年の通期予想と中期目標を再確認  今年の下半期も引き続き、大きな不確実性に見舞われることが想定されます。サプライチェーンの世界的な混乱は、ヨーロッパや米国の地政学的状況や高インフレと同じように予測不可能であり、今年の下半期には世界経済を弱体化させる可能性があります。また、冬季の感染症のパンデミックが、現在は未知の影響を及ぼす可能性もあります。2022年下半期に予定されている印刷機やシステムをスムーズに納入することにはこのような大きな課題があり、世界のサプライチェーンの状況が悪化し続ける場合は再評価をする必要があります。したがって、上半期の決算報告の時点ではまだ、2022年の信頼できる通年予測を提供することは不可能です。Koenig & Bauerは、2022年のグループ営業収益と営業EBITマージンが前年比でわずかに増加すると予想しており、中期目標を承認しています。  Koenig & BauerのCFOであるステファン・キミッチ博士は、次のように述べています。「あらゆる外部の不確実性があるにも関わらず、我々は2022年の目標達成、そして中期目標が十分に達成できる水準にいると感じています」  上半期および第2四半期の決算資料はこちら




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 「un:boxing」:Koenig & Bauerは、デジタルとアナログが融合・一体化している現代の状況を先取りしました。動画でもこれらの内容を観ることができるようにアップロードされており、たくさんの視聴、シェア、いいねを頂いています。




本件に関するお問い合わせ先

Koenig & Bauer JP株式会社

TEL 03-5623-3004 FAX 03-5623-3006  E-Mail info@kba-japan.com


Koenig & Bauerについて

 Koenig & Bauerはヴュルツブルク(ドイツ)に拠点を置く、世界的な印刷機メーカーです。主にパッケージングの分野で、印刷機および後加工機、ソフトウェアソリューションを製造しています。 Koenig & Bauerが提供するシステムは、紙幣、ボール紙、段ボール、フィルム、金属およびガラスのパッケージ、書籍、ディスプレイ、ラベル、装飾、雑誌、広告、新聞など、ほぼすべての素材に印刷することができます。 Koenig & Bauerは、200年以上の歴史を持つ世界最古の印刷機メーカーであり、今日ではほとんどすべての印刷方式に対応しています。 グループ全体で約5,400人の従業員を擁し、ヨーロッパの10ヶ所で生産を行い、世界規模の販売およびサービスネットワークを構築しています。 2021年には11億1600万ユーロの売上高を記録しています。


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