ラベル市場をリードするKoenig&Bauerの技術と一貫生産ソリューション
最新型印刷機のRapida106Xは毎時2万回転という卓越した生産性で、ラベル生産にも適した優れた印刷品質を提供します
ラベル生産の一貫したワークフローによって50%超の生産性の向上が実現します。この並外れた生産性は、Rapida106Xでの印刷と新しいKoenig&Bauer CutPRO X106ロータリーダイカッターを組み合わせたラベルの一貫生産体制から得られます
インモールドラベル印刷会社では需要の増加にともない、Koenig & Bauer製の印刷機を頼りにしています
2021年7月20日 ラデボイル
あらゆる商品のメーカー・ブランドでは、販売時に商品を彩るラベルについて、つねに独創的かつ有益なものを求めています。世界中のラベル印刷会社はそのような市場ニーズに対応・先取りするべく、最速の印刷スピード、優れた印刷品質、そしてラベル素材への対応力という観点からKoenig & Bauer製の印刷機器に注目しています。この印刷機器を活用することで、アイキャッチ効果が高く、一貫して安定した印刷再現性のある商品ラベルをクライアントに提供するためです。
Koenig & Bauerでテクノロジーディレクターを務めるクリス・トラビスは「ラベル市場からの需要が高まるにつれ、我々はこの非常に重要な市場での主導的役割を加速させています。ラベル印刷市場は、商業印刷およびパッケージング印刷と並ぶ当社の主要な柱の1つであり、この市場に特化した最新技術の開発に注力しています」と述べています。
米国のラベル印刷市場は年率3.3%の伸びを示しており、2025年には市場規模が206億ドルにのぼると予測されています。Koenig & Bauerは世界中のラベル印刷分野で大幅な成長を遂げており、この北米での躍進はとくに目を見張るものがあります。Koenig & Bauer製の印刷機を採用するラベル印刷会社はどのようなビジョンや成果を求めているのでしょうか?トラビスは、世界各国のラベル印刷会社がKoenig & Bauer製の印刷機へと入れ替える決断をする際にポイントとしているのは、印刷機器が持つ優れた技術にあると明かしています。「当社の印刷機は市場に出回っているほかの印刷機とは異なり、毎時2万回転という超高速な印刷スピードをもってラベル印刷をします。この印刷機を活用する数多くのラベル印刷会社では、自社の生産記録をつねに破り続けています」

Koenig & Bauerの魅力が際立っている点は、白紙の原反からラベルとして印刷・製造されるまでのプロセスをすべてカバーする、先進的で独自な印刷機器群の高い能力です。このラベルの生産プロセスは、毎時2万回転の最高印刷スピードを誇る最新鋭印刷機「Rapida106X」から始まります。未来的で目を引くデザインを纏ったこの印刷機は、ブラックとグレーのボディにガラスのサイドパネルを備えています。優れているのは外観だけでなく、ラベル印刷会社に最高の生産性、最適化された生産性と効率も提供します。
ラベル印刷会社にとって非常に重要な革新をもたらすKoenig&Bauerの印刷機には、次のようなすぐれた技術が搭載されています。引き針のない独自機構のDriveTronic SIS(Sensoric Infeed System)は、ラベル印刷における用紙搬送で重要な要素の1つで、とても薄い原反であっても最高印刷速度で安定的に搬送するとともに正確な見当も可能にします。インライン品質検査システムのQualiTronic PDFCheckは、すべての印刷物の紙面全体をカメラで撮像してそれをプリプレスからのPDFデータと比較・検査します。インラインカラーコントロールシステムのQualiTronic ColorControlは、すべての印刷物の色調を測定し、それが基準となる色からはずれると印刷機のインキキーを自動制御するものです。ラベル印刷では、各ラベルの色調や印刷品質に一貫性があり、明確かつ適切に情報が示されなければなりませんが、これらの技術はそれを確実に行うことをサポートするものとなります。
トラビスによると、Koenig & Bauerではラベル印刷に続く工程としてロータリーダイカッターを用意しており、これを活用することで生産性が大幅に向上すると説いています。Koenig & Bauerの開発陣は、より多くのラベルを生産するためのシステムとしてこれを開発しました。また、商業印刷やパッケージ印刷とは違ってラベル印刷は特殊な原反を使うため、Koenig & Bauerではラベル印刷で使用される特殊な原反に適した、洗練されたラベル印刷向けの仕様を開発しました。この仕様には、軽量なもの、プラスチック、紙など、さまざまな原反のタイプに応じています。
ダイナミックな成長を示しているインモールドラベル市場は、Koenig & Bauerにとってもう1つの重要な分野です。「インモールドラベルは50μ㍍という薄さのプラスチック原反となるので、印刷・製造をする上で独特の課題があります。ロールやシートからデリバリーに至るまでのKoenig & Bauer独自の用紙搬送のコンセプトにより、インモールドラベルを最高の印刷速度で効率的かつ正常に印刷することができます」とトラビスは述べています。また続けて、「我々はLED-UV乾燥システムのリーダーでもあり、この技術がインモールドラベル製造にとって大きな革新につながります。このインモールドラベルは薄い素材なので、通常のUV乾燥ではランプから放出される熱影響によって歪みが発生しやすくなります。しかしLED-UV乾燥システムは熱を放出しないため、インモールドラベルの印刷に適しているのです」と述べています。
Koenig & Bauerはラベル印刷分野に重点を置いており、ドイツ・ラデボイルの新しいカスタマーエクスペリエンスセンターに、ラベルセンターと呼ばれる専門のエリアを設けました。来場者は、新しいRapida106Xの7色コーター付印刷機から新しいロータリーダイカッターCutPROXへと流れる、ラベル製造プロセス全体を見ることができます。この新しい機器には、DriveTronic SIS、ラベルシートガイドシステム、AirTronicデリバリーが装備されており、ジョブ替えの自動化・高速化と直感的な操作コンセプトを提供します。
「インモールドラベルの印刷・製造を行っている北米のKoenig & Bauer製印刷機器ユーザーのみなさまは、ロールtoシーターからRapida 106Xによる印刷、そしてCutPROX 106によるカット、ストリッピング、ブランキングという完全なワークフローを活用することで大きなメリットを享受しており、生産性が50%以上向上しています」とトラビスは述べています。
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最新のRapida106Xは、毎時2万枚という並外れた生産性、さらにラベル生産にも適合する優れた印刷品質を提供します。
本件に関するお問い合わせ先
Koenig & Bauer JP株式会社
TEL 03-5623-3004 FAX 03-5623-3006
E-Mail info@kba-japan.com
Koenig & Bauerについて
Koenig & Bauerは世界でもっとも長い歴史を持ち、業界でもっとも幅広い製品群を有している印刷機メーカーです。200年以上にわたり、革新的な技術、オーダーメイドのプロセス、豊富なサービスで印刷会社をサポートしてきました。そのポートフォリオは、紙幣、ボード、フィルム、金属、ガラスのパッケージから、書籍、ディスプレイ、コーディング、装飾、雑誌、広告、新聞の印刷まで多岐にわたります。枚葉オフセット印刷、オフ輪、フレキソ印刷、水なしオフセット印刷、凹版印刷、スクリーン印刷、デジタルインクジェット印刷など、Koenig & Bauerは事実上ほぼすべての印刷分野に対応しており、その多くで市場をリードしています。2020年度には、全世界で約5,600人の優秀な従業員を擁し、10億2,900万ユーロの売上高を記録しています。
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