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プレディクティブ・メンテナンス(予知保全サービス)が順調なスタートを切る

更新日:2021年9月6日

デジタル化によってサービスがさらに大きく進化


●プレディクティブ・メンテナンス(予知保全サービス)

●20社のパイロットユーザーによる徹底的なテスト

●ユーザーはなにも操作をすることなく、自動的に高い効果が得られます

●プレディクティブ・メンテナンスは、サービスメニューにさらなる選択肢と深みを追加します


Koenig&Bauerは、印刷機ユーザー向けの予知保全サービス「プレディクティブ・メンテナンス」を開始し、順調なすべり出しに成功しました。商業印刷および新聞印刷分野の20社以上のパイロットユーザーと緊密に協力し、さまざまなワークフローが緻密に実装されています。プレディクティブ・メンテナンスの目的は明確に定義されています。「自動分析には既存の印刷機のデータに含まれる情報を使用します。これにより、潜在的な問題が発生する前に特定して修正することが可能になります」と、Koenig&Bauerでサービス責任者を務めるThomas Potzkaiは述べています。


PHOTO1:Koenig&Bauerは印刷機ユーザー向けのプレディクティブ・メンテナンス(予知保全サービス)を開始し、順調にすべり出しました。



サービスマネージャーには、該当する印刷機の状況に関する完全かつ詳細な情報が集約されて届いています。サービスマネージャーはその情報に基づいて、リモートメンテナンスによる処置またはサービスコールの手配を、必要に応じて行うことができます。それを受けてサービス技術者は、当該印刷機のスケジュールに合わせたタイミングで問題発生が予測される要素を修正し、突発的な機械停止をともなう事故リスクを回避します。サービス技術者が行う修正作業は、印刷作業を行わないスケジュールに設定することができます。これにより、印刷機のユーザーは、印刷機の安定稼働に対する信頼性を高められ、また印刷機の実稼働時間を伸ばすことができます。


刷版交換装置、リールスタンド、油圧クランプおよび潤滑システムなど、さまざまな印刷機の部位を評価・分析できます。プレディクティブ・メンテナンスは、トラブル発生が予測される法則の発見や機械学習などにおいて人工知能を活用して、印刷機の挙動に関する情報から正確なリアルタイム分析を自動的に行います。対象となる部位はさらに、目に見えないプロセス、印刷機ネットワーク内の相互作用などについても、体系的な評価・分析を行います。


プレディクティブ・メンテナンスの最初のユーザーの1社は、ドイツ北部のオルデンバーグに拠点を構えるWE-Druck社でした。同社では3年前、Koenig&Bauerの新しい新聞用オフ輪「CommanderCL」を導入しました。WE-Druck社のMargit Schweizerシニアマネージャーは、次のように述べています。「プレディクティブ・メンテナンスは我々に安心を与えてくれます。印刷機が突発的なトラブルによって稼働できなくなってしまうことや予定外のダウンタイムを強いられる心配がないからです。これにより、お客様から期待されている納期と最高な品質で製品を提供し続けられます」


PHOTO2: プレディクティブ・メンテナンスは、Koenig&Bauerのサービスコンセプトをさらに高い次元へと到達させました。



総合的なサービスコンセプトの一翼を担うプレディクティブ・メンテナンス


プレディクティブ・メンテナンスによって、Koenig&Bauerのサービスコンセプトはさらなる高い次元に到達しました。スペアパーツ、Visual PressSupport、アドホックサービスコールおよびリモートによる予防サービス(定期的な保守と検査)といったプログラム全体を通し、印刷機のユーザーに可能な限り最高のサポートを提供することができるようになります。


また、新聞用よび商業用オフ輪に加えて、シングルパスデジタル印刷機「RotaJET」や「CorruJET」、さらには「CorruCut」「CorruFLEX」でもプレディクティブ・メンテナンスを受けることができます。同様のサービスはオフ輪やデジタル印刷機だけにとどまらず、枚葉オフセット印刷機やメタル印刷機をはじめとするKoenig&Bauerグループのほかの事業部門が提供する印刷機でも利用できます。

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