パッケージ向けB1インクジェットVariJET 106(バリジェット)専用デモサイトを開設
- Koenig & Bauer JP
- 2月21日
- 読了時間: 5分
ドイツ・ドレスデン近郊の街ラーデボイルに新しいホールを開設、お客様に個別のテストとトレーニングを提供
デジタル、オフセット、ポストプレスのデモを1つのサイトで実施可能
モジュール式シングルパス・インキジェット印刷機VariJET 106は、デジタル、水性インクジェットに加え、従来のオフセット印刷とインライン加工の長所を兼ね備える

写真1:ケーニヒ&バウアー・シートフェッド社CEOのラルフ・サメック氏とケーニヒ&バウアー・ダースト社社長のダニエル・ヴェレマ氏
ラーデボイル(ドイツ)、2025年1月14日ダースト社とケーニヒ&バウアー社が共同開発したパッケージ向けハイブリッド印刷機VariJET 106の専用ホールがドイツのラーデボイルにオープンした。
この専用サイトでは、お客様自身が印刷ファイルや材料を持ち込んで、VariJET 106の柔軟性、持続可能性、コスト競争力を確認することが可能。この700平方メートルのホールは、ドレスデン近郊にあるケーニヒ&バウアーのシートフィード部門本社のグローバル・カスタマー・エクスペリエンス・センターの一部であり、ペーパー&パッケージング・シートフィード・システムズ(P&P)セグメントに属している。

写真2:ラーデボイルの新しい専用ホールに設置されたVariJET 106
ケーニヒ&バウアー・ダースト社社長ダニエル・ヴェレマ氏は、以下のように語っている。
「紙器市場向けVariJET 106デジタルハイブリッド印刷機のための新しい専用ホールは、我々の進化における新たな重要な一歩です。「カスタマー・エクスペリエンス・センターの開設は、デジタル、オフセット、ポストプリントの生産現場を一カ所で見学、テストできる唯一無二の場所であり、世界中のお客様が、自身のデーターファイルや材料を使ってVariJET 106をテストできる場所です。私たちは、現在のお客様のビジネスニーズとビジネス環境を理解しサポートするという視点に立つと、印刷とフィニッシングテクノロジーを横断してご提案することが本当に重要なことであると考えました。」
「drupaでは、デジタル印刷、加飾、仕上げにおいて、フルデジタルで何が可能かをお見せしました。そして今、パッケージ市場におけるデジタル革命の次のステップをお見せしたいと思います。お近くの担当者にお声掛けください。ラーデボイルへのご来場をお待ちしています。ケーニヒ&バウアー・カスタマー・エクスペリエンス・センターでは、紙器、商業印刷、ラベル生産など、パッケージングの専門エリアを中心に、印刷機や後加工マシンのデモンストレーション、アプリケーションのテスト、新技術の開発、トレーニングを行っています。
VariJET 106カスタマー・エクスペリエンス・センターを開設して以来、 北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域から、ドイツまで足を運ぶことをためらわない多くのお客様をお迎えすることができてます。特に、アジアのお客様の強い関心を非常に嬉しく思っています!」
「化粧品、医薬品、ヘルスケア、食品などの用途でテストに成功しています。私たちはお客様と緊密に協力し、ケーニヒ&バウアー・ダーストが市場の要求によりよく応えるために何を改善できるかを実践的に探求しています。」
毎時5,500枚のB1シートを印刷するVariJET 106は、デジタルインクジェットと伝統的なオフセット印刷の両方の長所を兼ね備えています。VariJET 106は、水性インクジェットインク(CMYK+オレンジ、グリーン、バイオレット)、プライマー、コーティングを使用し、現在および今後の食品安全と持続可能性規制をサポートしながら、最も競争力のあるコストレベルで最高の印刷品質を提供します。ケーニヒ&バウアーの標準的な高性能Rapida 106プラットフォームとダースト・プリントヘッドのエレクトロニクス、インクジェットに関する専門知識、ダースト・ワークフローおよびRIPテクノロジーを活用しています。これには、「ダースト・アナリティクス」「スマートショップ」ワークフローが含まれます。
ケーニヒ&バウアーとダーストは2019年に初めて手を組み、独立した合弁会社を設立。VariJET 106は、両社が共同で設計・開発した最初の製品です。このほか、段ボール包装向けのDelta SPC 130シリーズとCorruJET 170シリーズが、すでに生産が開始されており、ケーニヒ&バウアー・ダーストのポートフォリオの一部となっている。
お問い合わせ先
Koenig & Bauer JP株式会社
TEL 03-5623-3004 FAX 03-5623-3006 E-Mail info@koenig-bauer.com
Koenig & Bauer(ケーニヒアンドバウアー)について
Koenig & Bauerはヴュルツブルク(ドイツ)に拠点を置く、世界的な印刷機メーカーです。主にパッケージングの分野で、印刷機および後加工機、ソフトウェアソリューションを製造しています。 Koenig & Bauerが提供するシステムは、紙幣、ボール紙、段ボール、フィルム、金属およびガラスのパッケージ、書籍、ディスプレイ、ラベル、装飾、雑誌、広告、新聞など、ほぼすべての素材に印刷することができます。 Koenig & Bauerは、200年以上の歴史を持つ世界最古の印刷機メーカーであり、今日ではほとんどすべての印刷方式に対応しています。 グループ全体で約5,400人の従業員を擁し、ヨーロッパの10ヶ所で生産を行い、世界規模の販売およびサービスネットワークを構築しています。 2021年には11億1600万ユーロの売上高を記録しています。
Koenig & Bauer Durst(ケーニヒ&バウアー・ダースト)について
ケーニヒ&バウアー・ダーストは、デジタル印刷システム市場における若い企業である。親会社であるケーニッヒ&バウアーとダースト・グループの2社がそれぞれ50%の株式を保有し、2019年に設立された合弁会社である。同社は、折箱・段ボール生産用のシングルパスデジタル印刷機を開発・製造・販売している。デジタル印刷システムの開発と機械・プラントエンジニアリングの両分野で、2つの親会社の技術と市場に関する専門知識を結集しています。ケーニヒ&バウアーとダースト・グループのサービスおよび販売体制に統合され、独自のスタッフを雇用しています。
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