世界で最も歴史ある印刷機メーカーとして印刷の未来を示す
8年ぶりの開催に大きな期待
4,000m²を超えるケーニヒ&バウアーのブース(ホール16、A31)で、パッケージ市場とデジタル・ソリューションに焦点
オフセット、デジタル、フレキソ印刷と後加工までのエンド・ツー・エンドのパッケージング・ワークフロー披露
ケーニヒ&バウアーのコア技術に基づくデジタルでのビジネスモデルを提示
持続可能な印刷への革新的な貢献を称えるグリーンドット賞授与

写真1:ケーニヒ&バウアーのdrupa 2024のキーワードは「MORE」です。他に類を見ない幅広い製品ポートフォリオを持つ老舗メーカーとして、より多様なシステム構成の提案、パッケージ印刷のような成長市場へのさらなる注力、デジタル化の分野における革新的飛躍を存分にご覧いただきます。©ケーニヒ&バウアー
ヴュルツブルク、2024年4月25日
8年ぶりに開催されるdrupaが、あと1カ月余りで幕を開けます。2024年5月28日から6月7日まで、ケーニヒ&バウアー社の4,000平方メートルを超えるブースは、自社の「Exceeding Print(印刷を超えて)」戦略の3つの柱である持続可能性、デジタル化、モジュール化をテーマとしたプレゼンテーションで、革新的なイノベーションをご紹介いたします。特に多くのパッケージング市場とデジタル・ソリューションに向けたソリューションは、印刷における生産性を新たなレベルに引き上げる、多様な可能性について、興味深い洞察をご提供いたします。ケーニヒ&バウアーのアンドレアス・プレスケCEOは、drupaのプリントプロモーション・インダストリーサミットの場だけでなく、この数カ月間、数多くの業界エキスパートと話をし、関係者全員がdrupa 2024を心待ちにしていることを報告するとともに、「drupaの実行委員長として、見どころの多い見本市を楽しみにしているとともに、ケーニッヒ&バウアーのCEOとしても、デジタル化と持続可能性をテーマとした最新のイノベーションを、来場者に紹介できることを楽しみにしています。」と述べました。
デュッセルドルフでは、戦略的なコアトピックスの他に、ケーニヒ&バウアーの包括的な製品ポートフォリオの全分野の展示が、ライブイベントとハイブリッドショーの組み合わせにより予定されています。

写真2:4,000平方メートルを超えるケーニヒ&バウアーのブースは、すべての展示が革新的で、光り輝くものであることをお約束します。©ケーニヒ&バウアー
ライブで直接体験: パッケージング・ワークフローによるさらなる効率化
「プリプレスからポストプレスまで、ケーニヒ&バウアーの製品は、単一サプライヤーだからこそできる高精度、高性能、ハイエンドのソリューションというものを象徴しています。ケーニヒ&バウアーのワークフローとデジタル化ソリューションにより、デジタルと従来からの生産ラインが息をのむような成果をあげていることを体験していただけるでしょう」と、ケーニヒ&バウアーのCDOであり、ケーニッヒ&バウアー・シートフェッドのCEOであるラルフ・サメックは述べています。
ケーニヒ&バウアーはデュッセルドルフで、プリプレスから印刷、型抜き、グルアーまでのエンド・ツー・エンドのパッケージング・ワークフローを実演し、技術革新を総合的にご覧いただける展示を行います。drupaで展示されるすべての印刷機および加工機械(Rapida 106 X、VariJET 106、CutPRO X 106ロータリーダイカッター、CutPRO Q 106 SBフラットベッド・ダイカッター、Omega Alius 90フォルダーグルアー)に搭載された最新の機能は、前世代と比較して20%以上性能が向上という、紙器生産の新たなベンチマークを打ち立てました。
ケーニヒ&バウアーのユーザーは、それぞれのビジネスモデルに最適化されたソリューションを選択することが可能:
Rapida枚葉印刷機、デジタル紙器印刷機VariJET 106、そして段ボールの後印刷・後加工用のフレキソ印刷機は、あらゆる生産要件、幅広い材料、1部から100万部までの印刷ロットをカバーすることが可能です。
ポストプレス分野では、ケーニヒ&バウアー社は、エンボス、筋入れ、型抜き、ストリッピングのための最大4つのプロセスユニットを備えた革新的なロータリーダイカットソリューションとともに、広範囲の自動化機能を備えた中型および大型のフラットベッド・ダイカッターをご提供します。さらに、AutoBlankシステムにより、全自動ブランキングをインライン工程に組み込むことも可能です。
フォルダーグルアーに関しても同様の多様性があります。ケーニヒ&バウアーは、市場で最も幅広いフォルダーグルアーのラインナップを取り揃えています。ユーザーは、4つの製品ファミリーと合計16種類の用紙幅から、特定の生産要件に合った装置を選択することができます。また、そのすべてのソリューションは品質の高い「ヨーロッパ製」です。

写真3:パッケージングのワークフローにさらなる選択肢を: ケーニヒ&バウアーは、プリプレスからポストプレスまで、あらゆる工程に理想的なシステムをご提供します。©ケーニッヒ&バウアー
デジタルの世界をナビゲート:印刷業界の新しい歴史
何世紀にもわたる伝統を持つ印刷業界は、常に人間のコミュニケーションと創造性の土台となってきました。ケーニヒ&バウアーは、デジタル時代への移行を、伝統的なルーツからの逸脱としてではなく、むしろ自らの技術を完成させる絶好の機会として解釈しており、印刷業界にとって、この新しい歴史における重要な課題は、印刷技術を向上させ、現代世界における印刷の存在意義と活力を守るために、デジタルを十二分に活用することであると考えています
今回ケーニヒ&バウアーのブースでは、今までにないデジタル技術による革新的パッケージ向けワークフローを、紹介させていただきます。ケーニヒ&バウアーのデジタル化担当副社長であるサンドラ・ワグナーは、「データの完全な透明性、革新的なクラウドとAI技術、そして新しい画期的なビジネスモデルが、我々のデジタル戦略の焦点である。」「drupaでは、世界トップクラスの生産機械を、最新鋭のデジタル製品によって、さらに次のレベルに引き上げることができることを示したいと思います」と語っています。
インクジェットとオフセット技術の融合:VariJET 106
ケーニヒ&バウアー社の合弁会社ケーニヒ&バウアー・ダースト社が開発したVariJET 106枚葉デジタル印刷機も、今回初めて公開されます。このパッケージ印刷用デジタル印刷機は、デジタルインクジェットの長所と従来のオフセットプロセスの利点を組み合わせたものであり、ケーニッヒ&バウアーのブースでも、パッケージング・ワークフローの一部として展示されます。この印刷機で生産される印刷サンプルとして、食品や飲料のパッケージングだけでなく、医薬品、ヘルスケア、化粧品などの幅広いアプリケーションを展示いたします。
ケーニヒ&バウアー・ダースト社が供給するデジタルシングルパス印刷機の中でも、Delta SPC 130は、段ボール市場で既に高い実績を誇っています。drupaの来場者は、SPCコントロールコンソールを詳しく見ることによって、Delta SPC 130がダースト社のワークフローとアナリティクス機能に基づいて、どのように現在の生産現場において統合されるか、知っていただくことができます。
ケーニヒ&バウアー・ダーストのマネージング・ディレクターのダニエル・ヴェレマは、「紙器・段ボール市場向けのデジタル枚葉印刷機、シングルパス印刷システム、ソフトウェア・サービスの世界有数のサプライヤーとして、またデジタルとパッケージング・印刷業界の2つの巨人をパートナーとして、私たちは今後数年間で大きな成長の可能性を感じています。」と言っています。
ケーニッヒ&バウアー社、drupaでグリーンドット賞を受賞
CEOのアンドレアス・プレスケ(博士)は、今後についてこう展望しています。「ケーニヒ&バウアー社にとって、需要に応じたオンデマンドな生産、資源消費の削減、印刷工程の最適化は最優先課題です。私たちのビジネスにおいて、持続可能性はコスト削減と密接に関係しているからです。」
ケーニヒ&バウアーは、今年もサステイナビリティの問題に対する顧客の意識と、それに関連する生産上の利点をより鮮明にし、また同時に、この話題にスポットライトを当てるため、2024年5月31日13:00から見本市のブースで特別セレモニーを開催し、グリーンドット賞を授与することを決定しました。この賞は2年前に創設され、持続可能な印刷に革新的な貢献をした先見性のある企業を特別な形で表彰するものです。
特殊なアプリケーションからラージフォーマットまで: ケーニヒ&バウアーの全製品を紹介するハイブリッドショー
ケーニヒ&バウアーは、ライブデモンストレーションに加え、一連のハイブリッドショーを通じて、その包括的な製品ポートフォリオの全てをご紹介いたします。大判印刷、商業印刷、デジタル印刷、段ボール印刷、フレキソ印刷、ポストプレス、そしてガラスや中空容器の加飾、金属加飾、紙幣印刷などの特殊なアプリケーション各分野からの来場者は、印刷の世界の限りない多様性を、より深く理解することができるでしょう。
ミディアムフォーマットと同様、紙器生産の全プロセスチェーンは、ケーニヒ&バウアーのラージフォーマットにも対応できます。Rapida145枚葉印刷機、Ipress 145 K PROフラットベッド・ダイカッター、Omega Allpro 110フォルダーグルアーが、ライブ解説付きのショーで実演されます。また今回、パッケージング印刷専用に構成されたハーフフォーマット枚葉オフセットRapida76印刷機もご覧いただけます。
ラベルの分野では、ケーニヒ&バウアー社は、Rapida 106 Xとリール・ツー・シートフィーダー、コールドフォイルモジュールなど、ラベル生産に特化した設備も展示いたします。印刷されたラベルは、CutPRO X 106ロータリーダイカッターと特殊全自動ブランキング設備に送られます。
さらに、産業用商業印刷機向けのソリューション・パッケージにも焦点を当てます。これは、高性能の印刷機技術だけでなく、印刷会社の日々の生産をサポートするスマートな拡張性をも意味します。個々のソリューションは、ユーザーそれぞれのビジネスモデルや業務構造に合わせて構成することができ、効率と性能能力を高め、一貫した品質管理を保証し、生産の持続可能性を向上させる役割を果たします。
段ボール加工を高度に自動化し、効率を向上
段ボール加工業者は、ChromaCUT X ProとChromaCUT High Tech 2Sという高度に自動化された機械を紹介するハイブリッドショーに期待していただけるでしょう。ChromaCUT X Proでは、プリセット可能なダイカッター・ユニットにより、生産中に新しい抜型の準備作業をすることができます。完全装備の高度に自動化されたこの機械は、特許を取得した数々の機能により、お客様の生産性をさらに一段と向上させます。チェルマ 2Sテクノロジーは、ケーニヒ&バウアー・セルマックの最新技術で、Chroma High TechおよびChroma Smartに搭載されます。これにより、効率が向上するだけでなく、生産コストも大幅に削減することできます。
RotaJET - 大容量デジタルインクジェット輪転印刷
ケーニヒ&バウアー社は、drupaでRotaJETデジタル輪転機での、デジタル加飾印刷と大量インクジェットという特徴を最大限に活かした画期的なパッケージング・アプリケーションを展示いたします。特にこれらの製品・製造工程すべてが、ケーニヒ&バウアーのデジタルAIソリューションと直接連動している点、それと同時に多くのアプリケーションが、ケーニヒ&バウアー・バンクノート・ソリューションズのValiPackソリューションに基づいて、セキュリティ保護されていることは、まさにハイライトと言えます。(また、BWペーパーシステムズ社のブースにおいても、紙器製品や大量インクジェット・アプリケーションが同時展示されます。)
ケーニヒ&バウアーは、シングルパス・インクジェット印刷機のマーケットリーダーとして、様々な装飾アプリケーションを展示する予定です。企業ブランディングを施した高品質のフロア・ラミネートや、リピートなしでAIが生成した18メートルの装飾印刷(デカ―印刷)は、デジタル装飾印刷を新たなレベルに引き上げます。
CIフレキソ印刷:パッケージ分野向けのコンパクトで効率的なソリューション
CIフレキソ印刷分野においては、食品包装用の生分解性フィルム製品に焦点を当てます。XD Proは高度な自動化とシンプルな操作性を兼ね備えており、高性能のXGはオプションのフライング・スリーブチェンジ(SSC)で大量生産にも柔軟に対応できるため、紙器や板紙パッケージング用途での究極の効率性が特徴です。ケーニッヒ&バウアーのCIフレキソ印刷機はコンパクトな設計で、最も難しい材料でも迅速なジョブチェンジ、最高の印刷品質、見当精度を実現します。
お問い合わせ先
Koenig & Bauer JP株式会社
TEL 03-5623-3004 FAX 03-5623-3006 E-Mail info@koenig-bauer.com
Koenig & Bauer(ケーニヒ&バウアー)について
Koenig & Bauerはヴュルツブルク(ドイツ)に拠点を置く、世界的な印刷機メーカーです。主にパッケージングの分野で、印刷機および後加工機、ソフトウェアソリューションを製造しています。 Koenig & Bauerが提供するシステムは、紙幣、ボール紙、段ボール、フィルム、金属およびガラスのパッケージ、書籍、ディスプレイ、ラベル、装飾、雑誌、広告、新聞など、ほぼすべての素材に印刷することができます。 Koenig & Bauerは、200年以上の歴史を持つ世界最古の印刷機メーカーであり、今日ではほとんどすべての印刷方式に対応しています。 グループ全体で約5,400人の従業員を擁し、ヨーロッパの10ヶ所で生産を行い、世界規模の販売およびサービスネットワークを構築しています。 2021年には11億1600万ユーロの売上高を記録しています。
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